札幌 さっぽろ雪まつり期間中は穏やかな日が多いが冷え込みの強まる日も
2024年02月02日16:47
さっぽろ雪まつりは4日から開催
4日の北海道付近は冬型の気圧配置でしょう。札幌では雲が広がりやすいですが、時折晴れ間もある見込みです。風は特に強まることはなく、雪は降ったとしてもちらつく程度となりそうです。割合穏やかに経過し、開催初日は雪像観賞によい日和となるでしょう。
5日(月)は冬型の気圧配置は緩む見込みです。札幌では引き続き雲が広がりやすいものの、目立った天気の崩れはないでしょう。最高気温でも0℃を下回るなど日中の寒さが気になる気温ではありますが、雪像や足元の雪は解けにくく、観賞をするにはよさそうです。
6日~7日はこの冬一番の冷え込みか
ただ、朝晩も晴れるため、雲がない、風が弱いなど放射冷却現象が強まりやすい条件となります。札幌では1月下旬から2月上旬が平年でも最も寒い時季ですが、その平年の値よりもさらに日中の気温が低く、寒さが厳しくなりそうです。
長時間屋外にいると体が冷え切ってしまう恐れがあるため、晴れて穏やかに見えていても万全の防寒対策が必要です。特に6日夜から7日朝にかけては、1月21日に記録したマイナス10.6℃を下回り、今シーズン最も低い気温となる可能性があります。体調には十分お気を付け下さい。
その後も穏やかだが、11日は一時雪が強まる可能性あり
さっぽろ雪まつり終盤の10日(土)と11日(日)は、気圧の谷の通過に伴い、札幌では雪が降るでしょう。11日は一時的に雪の降り方が強まる可能性があります。雪の降りやすい状態は12日(月)にかけて続くため、11日から12日に移動を考えている方は、最新の気象情報を確認するようにして下さい。
屋外での歩き方 歩く際の注意点など
会場までの道のりや、会場では、ロードヒーティングで雪が解かされている所もありますが、逆に雪が残っている場所では雪が踏み固められて非常に滑りやすくなっています。可能であれば溝の深い冬靴をはき、用意できなければ靴に装着する滑り止めを用意するとよいでしょう。
雪道となっている所では、慣れていないとどこが滑りやすいかわからないため、歩く際は歩幅を小さく、ゆっくりと歩きましょう。建物から出た際や、地下鉄の出口付近、公共交通機関の降り口付近は非常に滑りやすくなりますので、特に注意が必要です。
また、雪が靴底に付着した状態だと、コンビニエンスストアなどの滑らかな床は非常に滑りやすくなります。雪道ではない場所も危険な所があるため、注意して下さい。
なお、メインの大通会場は総延長が約1.5キロとかなりの距離があるため、端から端まで観賞すると長時間屋外にいることになります。特に6日頃は日中でも寒いため、しっかりとした防寒着を着用し、重ね着もするとよいでしょう。耳や手先なども冷たくなります。帽子や耳当て、手袋の着用もおすすめです。特に手は、ポケットなどに入れていると転倒した際に体を支えることができず、大ケガに繋がる可能性が高まりますので、手袋の着用は重要です。
ケガをしたり、体調を崩したりしないよう、お楽しみ下さい。